「孫に会いたい」というのは、多くの祖父母が抱える思いです。
ですが、距離や環境、さまざまな事情があって、思うようにいってないのではないでしょうか?
私も、私が会いたい熱量と先方の気持ちが合わず、ヤキモキする日々がありました…
そこで本記事では、孫に会いたいと願う祖父母のために、状況ごとの接し方や注意点をご紹介します。
家族との時間を大切にし、現代の忙しい生活の中でも、孫とのつながりを保つ秘訣を探りましょう。
孫に会いたい理由
孫に会いたい理由は人それぞれです。
- 孫と過ごすとにぎやかになり、孤独感が和らぐ
- 孫の成長を見ていると、生きがいを与えてくれる
- 孫が教えてくれることは新鮮で刺激があり、毎日が楽しくなる
歳を重ねたことで大変なこともありますが、日々は単調になりがちです。
そんな中、孫の存在は程よい刺激になります。
孫と交流しておくことで、将来の世話を受け入れてもらいやすくしておきたいという人も正直いるでしょう。
このように、さまざまな理由で祖父母は孫に会いたいと思っています。
新生児の孫に会いたい
小さな孫との時間はかけがえのないもの。
新生児の孫に会いたいというのは、特に孫が待望だった方には必然的な思いです。
ですが、新生児の孫に会いたいときは、より特別な注意が必要です。
- あなた自身が健康であること
- 孫の母親から許可が出ていること
この2つについて、詳しく見ていきます。
注意点1、あなた自身が健康であること
新生児は免疫がまだ弱いので、健康状態に気をつけながら接することが大切です。
少しでも咳が出ているなどで不調があるなら、ちゃんと体調を整えてから会いに行きましょう。
手洗い・アルコール消毒・マスク着用など、衛生面に配慮することも大切です。
注意点2、孫の母親から許可が出ていること
また、新生児の孫に会いたい場合は、親の許可、特に母親の許可が必要です。
あなたの孫であることは確かですが、腹を痛めて産んだ母親の意見を尊重することが大切になります。
ただ、産後で身支度もままならないことなどもあり、難色を示すことは少なくありません。
まずは、こちらの「会いたい」という気持ちを伝えて、先方の意思を確認しましょう。
ここで相手の意思を無視した行動を取ると、今後孫に会わせてくれない、ということは十分にあります。
それは困る…
もし、直接会う許可が出なければ、ビデオ通話も方法の一つです。
それすらダメなら、せめて画像や動画を送ってほしいと伝えましょう。
義母だけど孫に会いたい
孫に会いたいと思うのは、実の祖父母だけでなく、義理の祖父母も同様です。
そのため、義母が孫に会いたいと思うのは自然なことであり、家族の一員としての関係を築く上でも重要なことですよ。
そこで、義母が孫に会いたい場合のアプローチ方法をいくつか紹介します。
アプローチ方法1:家族関係を円満にする
嫁姑問題という言葉が存在するように、義母と嫁の間では問題を抱えがちです。
しかし、嫁は孫の母親であり、母親が嫌がれば孫に会えないことにつながります。多少思うところがあっても飲み込み、過干渉しないなど、歩み寄ることが大切です。
アプローチ方法2:サポートを提供する
孫の親が忙しい場合や手助けが必要な場面では、義母がサポートの提供を提案してみましょう。
例えば、子守りや孫の送り迎えなどは、代わりに引き受けることができます。日頃から体を動かして体力をつけておくこと、育児の様子を観察して嫁の方法に合わせることなどがポイントです。
アプローチ方法3:共通の活動を楽しむ
孫が大きくなるほど、孫にどれだけ好かれているかが大事になります。共通の趣味で意気投合していれば、孫から会いたいと思ってくれることもあります。
孫と共通の興味や趣味がないか、探してみましょう。
孫の趣味に合わせて、新たな趣味にチャレンジするのも面白いですよ。
孫との時間を楽しむためにも、嫁や孫との関係を大切にしながら、お互いの気持ちを尊重し合いましょう。
息子夫婦の孫に会いたいときの方法
息子夫婦の孫に会いたいときは、以下の3パターンの会う方法があります。
- 息子夫婦と孫に会う
- 息子と孫と会う
- 孫だけと会う
お嫁さんが友人とのお出かけなどをするリフレッシュデーがあれば、それに合わせて孫と会う日を設けることもできます。
また、孫がある程度大きくなれば、親無しで孫とだけ会うことも可能でしょう。
ですが、まったく何も知らせずにコッソリ会うのはやめましょう。
それが後ほど伝わるのは、印象がかなり悪くなる恐れが高いです。
また、万が一何かあったときに大変なことになります。
孫と会う場合は、息子夫婦に連絡しておくのがマナーです。
孫に会いたいけど嫁次第!?
正直、孫に会うことは嫁次第である場合が多いでしょう。
孫に会いたいけど思うような状況にない場合は、まず嫁との関係を見直すことが重要です。
以下の方法を参考に、嫁への歩み寄りを試みてください。
段階的にアプローチする順になっているので、上から試すのがおすすめです。
- 1プライバシーを尊重する
嫁との関係性がこじれている場合、過干渉になっていることが多いです。まずは、嫁と息子夫婦のプライバシーを尊重しましょう。彼らの生活や決断に対して無用な干渉をせず、必要な時にのみアドバイスやサポートを提供します。
- 2嫁の立場を理解する
嫁の立場や感じているプレッシャーを理解し、共感を示すことが大切です。家庭内での役割や育児の負担など、嫁が直面している課題に対して理解を示しましょう。当時、産後だった自分のことを振り返ってみるのも一つの方法です。
- 3感謝と尊敬の気持ちを表す
嫁に対して感謝の気持ちを伝えることも大切です。ただ、今まで感謝していなかった場合、急に大々的な感謝をすると不信感を持たれたりして逆効果です。そのため、ちょっとした感謝から始めましょう。お祝いのお金を送るときに、一筆添えるぐらいからでOKです。
- 4コミュニケーションを大切にする
会話ができる関係性にあるなら、率直かつ穏やかに話をする機会を持ち、お互いの意見や感情を尊重しながら、誤解の解消に努めます。聞き手として嫁の話に耳を傾け、自分の意見も落ち着いて伝えることが重要です。会話が厳しい場合は前段階に戻り、多少やり取りができる関係になってからにしましょう。
- 5共通の興味を見つける
共通の趣味や興味を見つけることで、自然なコミュニケーションのきっかけを作ります。共通の話題があると、よりリラックスした雰囲気で会話を楽しむことができ、関係改善につながります。
- 6サポートを申し出る
家事や育児などで嫁をサポートする意志を示し、実際に行動に移すことで信頼関係を築きます。ただし、サポートの申し出は嫁の意向を尊重し、彼女が必要とする形で提供することが大切です。
- 7課題を共有し解決策を探る
家族として直面している課題について、一緒に話し合い解決策を探ることも有効です。お互いの意見を尊重しながら、協力して課題解決に向けて努力することで、関係改善に繋がります。
これを読んで、
- ここまで歩み寄らないといけないの?
- 相手にも問題があるのでは?
と思うかもしれません。
ですが、簡単に変えられるのは自分のことだけです。
今できることをコツコツとやり、関係改善を目指しましょう。
孫に会いたいけどうざいと言われる
また、孫から「うざい」と言われることもあります。
これは、孫が成長し、自立を求める証拠。
祖父母としては、孫の気持ちを尊重し、適切な距離感を保つことが大切です。
下手に近寄っても、残念ながら「うざい」とさらに思われるだけです。
寂しくはありますが、孫の成長に合わせた接し方を考えましょう。
また、思春期などは関係なく、過去の振る舞いで疎まれてしまったということもあります。
その場合は、前項の歩み寄りを孫にも行い、関係の改善に努めましょう。
孫に会いたい!頻度はどれくらいが普通?
孫に会う頻度は、家庭や状況によって異なるため「普通」はありません。
週に一度の人もいれば、年に一度の人もいます。
とはいえ、何かしら基準を知りたい…
そこで、孫に会う頻度を考える際には、以下の要素を考慮して検討してみてください。
- 1孫との物理的な距離
子どもや孫との距離が遠くて会いにくい場合は、定期的な訪問が難しいかもしれません。
その場合は、長期的な計画や特別なイベントなど、タイミングを合わせて会うことを計画しましょう。
- 2家族のスケジュール
子どもや孫のスケジュール、学校行事、親の仕事の都合なども会う頻度に影響します。
お互いのスケジュールを調整し、定期的な訪問が可能な間隔を見つけましょう。
- 3孫の年齢
孫との会い方は、成長していくにつれて変化します。
赤ちゃんや幼児の場合は、日中の訪問や週末の滞在が一般的ですが、学校に通うようになると時間的な制約が生じます。
子どもの年齢に応じて、会う頻度や滞在時間を調整することが必要です。
大切なのは、質の良い時間を共有することです。
無理をせず、孫と会う時間を作っていきましょう。
離婚したけど孫に会いたい
子どもが離婚したけど孫に会いたいという場合、子どもが我が子に会うときに立ち会わせてもらう方法があります。
ですが、先方の好意があればできることで、それがないと難しいというのは心に留めておいてください。
もし会えた場合は、「また、会う機会を作っても良い」と思われるような行動が必要です。
間違っても、親の悪口を言ったり、生活に口を出したりするようなことはやめましょう。
孫に会う際は、前向きで温かい態度を心がけ、孫にとって快適な環境を作ることが大切です。
まとめ
この記事では、孫に会いたいという気持ちを持つ祖父母の状況ごとの接し方や注意点をご紹介しました。
孫に会いたいのに叶わない状況は、寂しく悲しい気持ちになります。
そして、残念ながらガラリと好転することはほとんどないでしょう。
ですが、コツコツとアプローチを続けることで、変化が訪れる可能性はあります。
そのためには、あなたが変わり、相手に歩み寄ることが大切です。
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