「孫はいらない」という気持ちを抱えていて、その気持ちをどうしようか悩んでいませんか?
- 子どもが得意じゃないのもあって、孫を望んでいない
- 孫の面倒を見たり孫にお金を使ったりしたくない
- 自分に時間を使いたいから孫が生まれても煩わしいだけ
子どもを生むかどうかは、その夫婦の判断です。
とはいえ、何も言わなかったことで孫との機会ができても困ります。
また、孫が生まれてお金をちょっと出すぐらいならいいけど、それ以上は嫌という人もいるでしょう。
面倒を任されたくない、置き場もないし孫グッズやフォトブックはもらいたくない、などのケースです。
敬老のイベントで幼稚園に呼ばれたりしたくない、ということもあるでしょう。
私は、そもそも子どもが苦手でした。
そして、孫に対してもやはり最初は抵抗があり、どうしようかと悩みました。
今はわが子も孫のことも可愛く大切に思っていますが、そこに至るまで紆余曲折ありましたよ。
そこで、この記事では、私のような孫がいる女性の視点から、孫をいらないと思う感情やその状況でしたい対策などをご紹介します。
私たち自身の生活や価値観を大切にしながら、孫との心地よい距離感を築く方法を考えていきましょう。
親に孫はいらないと言うのは厳禁
子どもを持つことや子育てに対する価値観は多様化しています。
そのなかで、親が孫を望まないケースもあるでしょう。
しかし、それを息子夫婦や娘夫婦に発言してしまうことには注意が必要です。
子どもを持つかどうかは、本人たちが決めることだからです。
子どもを望んでいるいない問わず、「孫はいらない」という発言は疎ましく思われることが十分に考えられます。
最近では、「子どもはまだなの?」という質問は、職場ならセクハラで訴えられることもある言葉です。
それぐらい、最近では子に関する発言は控えるべき、という風潮になっています。
まず、孫については、本人たちの意思を尊重することが大切です。
子どもが欲しいというのであれば、その選択を否定することは避けるべきです。
その上で、親が孫をいらないという思いも、誰かに否定されるものではありません。
ただ、何も言わないと、孫との交流を期待されることがあります。
その場合は、以下のような孫はいらないと思う理由を伝えておくことで、ある程度距離が置ける可能性があります。
- 自分の子育てですべてを出し切ったから、自分の時間を大切にしたい
- 自分たちの生活で精一杯だからお金は出せない
- 我が子だけが特別で、子どもはやっぱり苦手だったから関わりは最低限にしたい
あなたと相手の関係性から、なるべく相手を傷つけずに、でもしっかり諦めてもらえる言葉を選びましょう。
お互いに歩み寄り、お互いができるだけ納得できる形にすることが重要です。
義母が孫をいらないと思う場合はより注意する
義母として孫はいらないという意思表示は、より一層注意が必要です。
お嫁さんが「自分が嫌いだからでは?」などのこちらが思ってもいない考えを抱え、対立を招くことがあります。
もし実は実際そうでも、わざわざ衝突して消耗するのは避けるべきです。
ただ、距離を取ってしまうのも一つの方法です。
親族だから交流しないといけない、ということはありません。
また、義母というだけで緊張感を持たれることも多くあり、積極的に関わってもマイナスなことも多いです。
私自身、お嫁に出るとき、お義母さんの存在にはドキドキして過ごしていました…
どちらにせよ、あえて「孫はいらない」などと言葉にして言う必要はありません。
そっと離れて、息子夫婦と程よい関係を築きましょう。
男の子の孫はいらない?
時に、「男の子の孫ならいらない」と、性別によって特別な感情を持つことがあります。
実際、性別の違いで孫を望むかどうかが変わることは、個人の自由です。
しかし、その思いが他の人々を傷つけたり差別したりすることは避けるべきです。
例え、心の中で「男の子の孫ならいらない」と思っていたとしても、言葉に出すことはやめましょう。
また、女の子の孫でも男の子の孫でも、なるべく平等に接しましょう。
あなたの言動によって、親族内で衝突が起きることは本意ではないはずです。
特に、将来家族のお世話になるかも知れないと思っているなら、より一層程よい関係を築いておくことが大切になります。
感情やしぐさは制限しきれないかも知れませんが、
- 会う頻度
- 夏休み中の交流日数
- お年玉などの金額
- 誕生日プレゼントの質
など、揃えられる部分はあるはずです。
孫はもういらない?
「孫はもういらない」と、孫への関心が時間とともに薄れることもあります。
これは、私たち自身のライフスタイルや価値観が変化している証拠です。
孫から解放された、あなただけの充実した生活を送りたいと思うことは、何も悪いことではありません。
しかし、「孫はもういらない」と言葉にしてしまうのは、やはりやや問題があります。
そのため、自然と距離を置くのがおすすめです。
ただ、明らかに、
- 祖父母の負担が大き過ぎる
- 祖父母頼りの育児をしている
という場合で「もう無理だ」と思っている場合は、スパッと関係を抑えるのも選択肢の一つです。
自分の幸せを優先して孫との関係を築く方が、家族全体として良い影響を与えることもあります。
あなたの状況に応じて、判断していくことが大切です。
孫のグッズはいらないぐらいならOK
孫をいらないと言ってしまうことは問題ですが、「孫のグッズはいらない」という意見ぐらいなら比較的気軽に伝えてもOKです。
孫自体をいらないと言うのは、家族関係に大きな影響を与えかねません。
子をもうけるかどうかはその夫婦の問題ですから、それに意見することは家族の絆に亀裂が入る恐れがあります。
ですが、孫のグッズに興味がないということは、個人の趣味や選択の範疇であり、それは尊重されるべきです。
例えば、私の友人はミニマリストで、物を最小限に抑えた生活をしています。
納戸や冷蔵庫はシンデレラフィットの収納で、「え?こんなにきれいにしまえるの?」と初めて見たときは衝撃でした。
そんな彼女は、孫に関するグッズはいらないと予め伝えておいたそうです。
また、孫のことは大好きだから、くれるならデジタルのもので欲しいということもあわせて言ったとのこと。
彼女の家に来れば、どれだけのこだわりでインテリアを整えているかが一目で分かります。
先方も、孫のグッズを送ったら迷惑では?それとも孫のグッズは別?と悩んでいたため、ハッキリと言ってもらえて助かったそうです。
このように、相手を悩ませないためにも、スパッと伝えておく方が良いこともあります。
孫のフォトブックはいらないもOK
孫のフォトブックはいらないというもの、そこまで遠慮せずに伝えてOKです。
- 気軽に見返したいから孫のフォトブックはデジタルでほしい
- 何かあって入院とかになったときのためにスマホに入れておきたい
上記のような表現で、デジタル化してほしいと伝えるのも有効です。
適切なタイミングや方法で、自分の意思を伝えることが重要になります。
相手の思いや労力が込められていることを踏まえ、感謝の気持ちを忘れずに伝えることが大切です。
相手の思いをなるべく傷つけないように気をつけつつ、自分自身の気持ちを正直に伝えましょう。
まとめ
この記事では、孫はいらないということについて、さまざまな角度からまとめました。
「孫いらない」という意思や願望は、個人の自由です。
しかし、それを相手に伝えるべきかというと、多くの場合は言わないことが望ましいでしょう。
ただ、それによってあなたが煩わしい思いをただ抱えて過ごすのは避けたいところです。
自然と距離を取ったり、今は自分のことだけにすべてを割きたいと丁寧に伝えてみましょう。
無理な関係を続けると、結果として衝突を招くことは少なくありません。
また、孫のグッズやフォトブックがいらない、という程度なら比較的正直に伝えても大丈夫です。
相手の感情や労力を尊重することを忘れずに、言葉を選んで伝えるようにしましょう。
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