孫を預かることになり、多くの不安や疑問を抱えていませんか?
- 美容院や病院に行く数時間預かる
- 急な打ち合わせで丸一日預かる
- 入院するから数週間預かる
孫を預かると一言で言っても様々ですが、乳幼児のお世話、安全対策、コミュニケーションの取り方など、大なり小なり悩みは尽きません。
そこで、この記事では、祖母歴ウン年の私の経験をもとに、孫を預かる際の実用的なアドバイスをご紹介します。
孫との時間を安全かつ楽しく過ごすためのコツをまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
孫を預かるのは大変
孫を預かることは、楽しい時間を過ごせる一方で、同時に大変なこともあります。
- 機嫌が悪くなり泣き出したけど、言葉がまだ不十分で原因が分からない
- 公園に遊びに行こうと思ったら、何もない場所で転んでケガをさせてしまった
- 孫がなかなか寝ず、絵本を読んでも寂しいと泣き続け、寝不足の日が続いている
どの小児科に連れていけばいいのか、どんな食事なら食べるのか、…挙げようと思えば切りがありません。
そのため、孫を預かることについては、ポイントを絞って押さえていきましょう。
孫を預かるときの3つの注意点
孫を預かるときに押さえたい注意点は、以下の3つです。
- 安全面への配慮:孫が危険な場所に行かないようにし、家の中でも事故が起きないように気をつけましょう。
- 日頃のルールを守る:お家のルールに従って、しつけを行います。その際は、愛情と理解を持って接してください。
- コミュニケーション:孫とのコミュニケーションは大切です。彼らの話を聞いたり、一緒に遊んだりすることで絆を深めましょう。
まず、何よりも孫の安全が最優先です。
部屋の安全確保、アレルギーへの対応、怪我の予防など、日常生活の中で気をつけるべき点はたくさんあります。
また、親からの指示や願いもしっかりと理解し、その上であなたなりの対応を考えることが大切です。
孫を預かるときに親に確認したい10のこと
とはいえ、「何を親に確認したらいいの?」と疑問に思う方もいるかと思います。
そこで、孫を預かるときに親に確認したいこととして、基本となる10項目をピックアップしました。
孫を預かるときに親に確認したい基本の10項目
- 食事の好みとアレルギー:孫が好きな食べ物、食べられないもの、アレルギーがあるかどうか
- 健康状態と必要な薬:現在の健康状態、平熱、常備薬や必要な医療処置がある場合はその詳細
- 日常のルーティン:食事、睡眠、遊びの時間など、日常のスケジュール
- 緊急連絡先:緊急時の連絡先、かかりつけの医者の情報
- 教育やしつけに関する方針:親が大切にしている教育方針やしつけの方法
- 安全に関する特別な注意点:特に注意が必要な健康上の問題や、危険を避けるための予防方法
- 孫が好きな遊びや活動:好きなおもちゃ、遊び、活動や趣味
- コミュニケーションの方法:孫が不安や不満をどのように表現するか、その対応方法
- 着替えやおむつなどの必要品:持参するべき服装、おむつ、おしりふきなど
- 親の帰宅予定時間:親が戻る予定の時間や、もし遅れる場合の連絡方法
あなたが孫を預かる状況にあわせてカスタマイズして、チェックリストとして使ってくださいね。
特に押さえたいのは、アレルギーの有無やかかりつけの医者などです。
これは命に関わる部分のため、しっかり確認しておきましょう。
また、教育やしつけに関する方針の確認も大切です。
親が教育やしつけを熱心に行っている場合、こちらが外れたことをすると大ひんしゅくを買いかねません。
今後も円満な関係を続けるためにも、親の方針を聞いておきましょう。
預かってから何かあったとしても、すぐに親に確認できないことのほうが多いです。
事前に確認しておくことで、落ち着いて対応できるようにしておくことが大切です。
孫を預かるときに気をつけたい家の中にある危険と対策
孫を預かる際に、家の中にある気をつけたい危険とその対策を以下にリストアップしました。
分類 | 考えられる危険 | 対策 |
---|---|---|
鋭利な物 | ナイフ、ハサミなどの鋭利な物が手の届くところにある | 鋭利な物を子供の手の届かない場所に保管する |
転倒・滑り | 滑りやすい床、散らかったおもちゃ | ・床を清潔に保ち、滑り止めマットを使用する ・おもちゃは定期的に片付ける |
小さな物 | コイン、ボタン、小さなおもちゃなど、誤って飲み込むリスクがある物 | 小さな物を子供の手の届かないところに保管し、定期的に家の中をチェックする ※特に電池は絶対に手の届かないところにしまうこと |
家具の転倒 | 本棚やテレビ台など、引っ張ると倒れる可能性のある家具 | 家具を壁に固定するなどして転倒を防止する |
電気製品 | コンセントや電気コードによる感電のリスク | コンセントカバーを使用し、不要な延長コードはしまう |
有害な物質 | 洗剤や薬などの有害な物質 | これらの物を子供の手の届かない安全な場所に保管する |
窓やドア | 開いた窓やドアからの転落や閉じ込め | ・窓のロックを利用し、ドアストッパーでドアが勝手に閉まらないようにする ・ベランダには足場になるようなものを置かない ・ドラム型洗濯機前にはバリケードなどで近づけないようにする |
水回り | 浴室やキッチンなど、水の事故のリスク | 水回りでは常に子供から目を離さない。浴槽には水を溜めっぱなしにしない。 |
特にしたい対策は赤文字で示しました。
取り返しの付かない事態にならないよう、「あ、やれてないかも…」というものがあれば、今のうちに備えておいてくださいね。
危険を事前に認識し、適切な対策をすることで、孫の安全を守りましょう。
孫を預かるときはお金がかかる
また、孫を預かる際には、食事やおもちゃ、イベントなどにお金がかかることがあります。
意外とかかる出費に備えることが重要です。
そして、孫の親と預かっている間のお金のことについて、しっかりと話し合っておきましょう。
多少の負担なら出せますが、あまりに多いとこちらが厳しくなります。
負担がかかりすぎないように、お互いが納得できる範囲での支出に収めることが大切です。
孫を預かる頻度はどれくらいが普通?
孫をどのくらいの頻度で預かるかは、自分の生活スタイルや健康状態に大きく影響されます。
無理のない範囲で孫との時間を設定し、親と十分に話し合っておくことが重要です。
孫との関係をより良いものにするためにも、お互いに納得のいく形で頻度を決めましょう。
孫を預かるのがしんどいときの対処法
孫を預かるのがしんどいと感じるときもあります。
そんなときは、まずは自分自身の体調を第一に考え、必要なら休息を取ることが大切です。
本来、孫の世話をするのは、あなたの義務ではありません。
しんどいときは、すぐに親や他の家族、友人にサポートを求めましょう。
一人で抱え込まず、周囲の協力を得ることで、孫との関係も良くなります。
孫を預かりたくないとはっきり言うのも一つの方法
孫を預かりたくないとはっきり言ってしまうのも一つの方法です。
はっきり言わないと伝わらない相手もいます。
遠回しに言っても変わらない場合は「孫を預かりたくないんだ」と正直に言ってしまいましょう。
何かあったときに責任を取りたくない、目や腰の調子が悪くてむしろ世話を見てほしいぐらいだ、など言い分は何でも作れます!
ただ、もちろん、はっきり言うことは角が立ちます。
それにより孫家族と疎遠になる場合もあるので、そうなったとしても、という心構えで言うときは言ってくださいね。
孫を預かると泣く!対処法は?
孫が預かり先で泣くことはよくあります。
不慣れな場所でパパもママも居ない状況は、心細くなっても仕方ありません。
- とっておきのおもちゃを出す
- お気に入りの歌を歌う
- 抱っこやおんぶをする
など、孫を落ち着かせる方法を試してみましょう。
お菓子を与えるのも方法の一つですが、親がおやつを制限している場合があります。
「どうにもならないときに食べさせたい。どれだったらいい?」など、確認しておくと安心です。
同様に、Youtubeやゲームなどを使っていいか聞いておくと、泣き止ます手段に使えますよ。
夏休みに孫を預かる場合
夏休みは孫を預かる機会が増える時期です。
以下は、夏休みに孫を預かる際のポイントになります。
- 計画を立てる:預かる日程に合わせて活動の計画を立てましょう。準備しておくことで孫と一緒に楽しい時間を過ごせます。
- 孫の好みを考慮する:どこかに連れて行く場合は、孫が楽しめる活動や場所を選ぶことが大切です。彼らの趣味や興味をリサーチしておきましょう。
- 食事と休息のバランス:夏の暑い時期には水分補給や栄養の摂取が重要です。十分な食事と休息を確保し、孫の健康管理に気を配りましょう。
- 安全対策を徹底する:夏は熱中症や事故のリスクが高まる季節です。屋外活動や水遊びの際には、日焼け止めや帽子の着用、適切な水の管理などの安全対策を徹底しましょう。
- 夏休みの宿題を管理する:夏休みはたくさんの宿題が出ることが多いです。特に日記やドリルがある場合はコツコツと進めさせましょう。
せっかくの夏休みですから、充実した時間を過ごしてもらいましょう!
2歳前後の孫を預かるときのポイント
2歳前後の孫は、好奇心旺盛で、さまざまなことを吸収する時期です。
以下は、2歳前後の孫を預かるときのポイントになります。
- 安全な環境を整える:2歳の孫は目にとまるもの全てに興味を示す、といっても過言ではありません。預かる場所を安全に整え、危険な物や場所に行けないようにしましょう。
- ルーティンを作る: 2歳の子どもはルーティンや予測可能なスケジュールに安心感を持ちます。食事やお昼寝、遊びの時間などを一定のパターンで行うように心掛けましょう。
- コミュニケーションを大切にする: 2歳の孫は、言葉だけでなく身ぶりも使って希望を伝えてきます。また、予測できない行動や感情の変化も多いため、彼らの気持ちや意思を理解するためにもコミュニケーションを大切にしましょう。
愛情と理解と忍耐を持って、彼らの成長過程を楽しんで支えることが大切です。
まとめ
この記事では、孫を預かるときの注意点や対応方法などをまとめました。
孫を預かることは大変なことも多いですが、思い出に残る貴重な時間でもあります。
孫の趣向をふまえたり、親の同意を得たりして、楽しい時間を過ごしましょう。
また、しんどいとなったら、周囲に相談することも大切です。
本来、孫を育てるのは親の義務です。
孫のことを抱え過ぎて、あなた自身が折れたりしないように、柔軟にいきましょう。
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