「孫に人見知りされた…」
孫からのこの反応に、傷つく祖父母は多いです。
特にたまにしか会えない孫に人見知りされたときなんて、ホントに悲しい気持ちになります。
私も急に人見知りされた日のことはめちゃめちゃ覚えてます…
今は孫の人見知りは終わりましたが、当時悩みに悩んだ「孫の人見知り」について、この記事ではまとめました。
孫に人見知りされてどうにかしたいと思っている方は、ぜひ読み進めて参考にしてもらえればと思います!
孫が人見知りする5つの理由
まず、孫が人見知りする理由としては、以下の5つが考えられます。
- 顔や表情を見分けられるようになったから
- 好奇心や恐怖心を感じるようになったから
- 人見知りや場所見知りをする性格だから
- 一緒に過ごした時間が少ないから
- 祖父母に嫌なイメージを持っているから
それでは順に、詳しく見ていきます。
理由1、顔や表情を見分けられるようになったから
孫が人見知りを始めるのは、成長のサインの一つです。
赤ちゃんは成長するにつれ、顔や表情を識別できるようになり、親しい人とそうでない人を区別します。
例えば、生後数ヶ月頃から、赤ちゃんはママやパパの顔を認識し始めます。
すると、見慣れない人には少し警戒するようになるのです。
その結果、前まであんなにニコニコしてたのに、なんで急に人見知り!?という切ない状況になってしまうのです。
理由2、好奇心や恐怖心を感じるようになったから
また、赤ちゃんや子どもは、新しいものや人に対して、興味と同時に未知のものへの恐怖や不安を感じています。
実際、孫が初めて私の家を訪れたとき、新しい環境にワクワクしている反面、緊張もしている様子がありました。
この孫の複雑な感情も、心がスクスクと成長している証拠です。
とは言え、人見知りされて寂しいのは寂しいですけどね…
理由3、人見知りや場所見知りをする性格だから
孫が人見知りをするのは、そういう性格だからという場合もあります。
人には色んな性格があり、中には新しい人や環境に対して慎重になる傾向がある子ももちろんいます。
他の子よりも新しい環境や人に慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、これは孫が周囲を慎重に観察し、安全を確認しているからです。
理由4、一緒に過ごした時間が少ないから
孫と過ごす時間が少ないことも、人見知りの一因になります。
人間関係は時間をかけて築かれるものです。
一緒に過ごす時間が少ないと、孫は祖父母を「見知らぬ人」と感じることがあります。
それはまぁ、人見知りぐらいしますよね…
理由5、祖父母に嫌なイメージを持っているから
実は人見知りではなく、過去の経験から孫に距離を取られているケースもあります。
子どもは感情的な体験を強く記憶し、不快な経験は特に深く印象に残します。
私たち祖父母と会ったときに嫌な経験をしてしまうと、それが祖父母との関係に影響を与えることがあるのです。
一番避けたいパターンですが、この可能性がないか一度振り返ることはしておきましょう。
孫の人見知りへの対策6つ
「人見知りになってしまった孫に、なんとか普通の交流をしてもらいたい」
そんなときに試してもらいたいのが、以下の6つの対策です!
- 笑顔で話しかけよう
- お子様の目線までしゃがむ
- 赤ちゃんの目を見ない
- 大好きなおもちゃを持参する
- 慣れるまであまり構わない
- ママやパパと仲良しな様子を見せる
それでは順に詳しく見ていきます!
対策1、笑顔で話しかけよう
笑顔で接することは、孫に安心感を与え、心を開かせるきっかけになります。
孫が訪れたときには、穏やかな表情と声で話しかけるといいでしょう。
例え、塩対応されても、折れずに続けることが大切!
笑顔が苦手なら口角をやや上げるだけでもOKです。
眼力が強すぎる場合は、縁が太めのメガネをかけると緩和されますよ。
対策2、お子様の目線までしゃがむ
目線を合わせることは、コミュニケーションの基本です。
上から見下されることで感じる威圧感などを、子どもと同じ目線までしゃがむことで解消します。
孫が遊んでいるときは、しゃがんで一緒に遊び、話を聞くようにしましょう。
目線の高さを合わせることで、孫と心の距離もグッと縮まりますよ。
対策3、赤ちゃんの目を見ない
さっきの話とあわせて押さえたいのが、目線の高さをあわせても直接は目を見ないということ。
直接目を見すぎると、赤ちゃんが圧倒されたり不安を感じたりすることがあります。
特に人見知りが始まる時期には、それがストレスに感じることも。
例えば、孫が遊んでいるときは、おもちゃや本など興味を示しているものを一緒に観察します。
孫の見ているものを見ていることで、ちょうど良く孫への直接的な視線を避けられるのです。
間接的な視線にすることで、孫がリラックスできるようにしましょう。
対策4、大好きなおもちゃを持参する
おもちゃや絵本は、赤ちゃんや子どもにとって安心感の源です。
これらを介した遊びは、祖父母に心を開くきっかけになります。
事前に親に確認して、孫の好みに合うぬいぐるみやおもちゃを用意しておきましょう!
ちなみに、せっかく用意しても以下のような残念なことになることもあります。
- おもちゃだけ持って逃げられる
- おもちゃを直接受け取ってくれなくて、親に渡すしかなかった
私はこの経験があって当時かなり切なかったのですが、ここで諦めずに辛抱強くやっていくことが大切ですよ!
対策5、慣れるまであまり構わない
人見知りする孫に対して焦って接触を試みると、逆に距離を開けられることがあります。
歩み寄りは孫のタイミングに合わせましょう。
自然に祖父母に慣れるのを待つことで、孫自身が安心して関係を築くことができます。
時間をかけて、孫のタイミングに合わせて、少しずつ距離を縮めていきましょう。
対策6、ママやパパと仲良しな様子を見せる
祖父母と両親が良好な関係だとを見せることは、孫にとって大きな安心材料です。
家族が集まる機会には、積極的に孫の両親と協力し合い、楽しい時間を過ごす姿を孫に見せましょう。
例えば、ママやパパと仲良しな様子を見せるには以下などの方法があります。
- 家族でテーブルを囲んで食事する
- 一緒にゲームやトランプをする
- 家族の写真やビデオを見る
一緒に料理やお菓子作りもおすすめです!
ママやパパと穏やかに過ごす様子を見てもらうことで、信頼できる存在だと孫に認識してもらいましょう。
孫が人見知りするときにしてはいけない5つのこと
次は逆の、孫が人見知りするときにしてはいけないことについて見ていきます。
これを押さえていないと、せっかく人見知り改善のために色々とやっても意味がなくなってしまいます。
プラマイゼロなんてことにならないように、しっかり見ていきましょう!
ここで紹介する、孫が人見知りするときにしてはいけないことは以下の5つです。
- 「人見知り」に怒ること
- 他の赤ちゃんと比べること
- 両親のせいにする
- 無理やり抱っこする
- 全く声かけをしない
どれもパッと見で避けたい感じですが、しっかり詳しく見ていきます。
してはいけないこと1、「人見知り」に怒ること
人見知りは、赤ちゃんや子どもの成長の自然な過程です。
それに対し怒るという対応は、孫の自信を損なうだけでなく、孫との関係にネガティブな影響を及ぼします。
孫が人見知りをしているときにはそっと見守り、孫の感じている感情を受け止めましょう。
してはいけないこと2、他の赤ちゃんと比べること
人見知りの程度は個人差が大きいです。
他の子と比較することは孫にプレッシャーを感じさせるだけでなく、自己評価を下げる原因にもなります。
比べることはマイナスにしかなりません…
「君は君のペースでiいいんだよ」という気持ちで、孫が持つ個性を大切にしましょう。
してはいけないこと3、両親のせいにする
幼少期の人見知りは一般的な成長過程の一つです。
そのため、両親の育児方法を人見知りの原因として責めることは間違っています。
それどころか、親のことを責める姿は孫に不信感を持たれる恐れがあります。
結果として、さらに孫との関係が状況が悪化することも。
久々にあった孫がつれない態度で思うことはあるかもしれません。
ですが、グッと堪えて、孫の人見知りに理解を示す姿勢が大切です。
してはいけないこと4、無理やり抱っこする
「久々に会った孫にふれあいたい」
その気持ち、すごく分かります…!
ただ、孫が不安を感じているときの無理やりの抱っこは、不信感や恐怖を募らせることになりかねません。
孫が安心して抱っこを求めるまで我慢し、必要なサポートをしていきましょう。
してはいけないこと5、全く声かけをしない
孫が人見知りしているからと言って、完全に声をかけなかったりするようなことは避けましょう。
適度なコミュニケーションを積み重ねることで、孫に安心感を与え、祖父母への信頼を深めます。
孫が人見知りして距離を取ってきても、こちらからの関わりを止めるようなことはしないのが大切です。
孫の様子を見ながら「今日はいい天気だね」「新しいおもちゃは楽しいね」などと軽い話題で声をかけてみましょう。
孫が人見知りするときの親への対応
孫が人見知りして祖父母を嫌がったり反応が薄かったりする場合、その両親は気まずく申し訳ない気持ちになっていることがあります。
そこで、
- 「あなたもそういうときがあった」
- 「私も経験しているから大丈夫だよ」
- 「子どもの人見知りは成長過程よ」
など、ポジティブなメッセージを孫の親に送るようにしましょう。
親がマイナスな気持ちを抱えて悩まないように、言葉や態度で「大丈夫」と伝えることが大切です。
孫の人見知りはいつまで?
一般的には、およそ生後8カ月から12カ月ごろに人見知りが始まり、2歳ごろには落ち着くとされています。
ただし個人差があり、生後6カ月ごろから始まる子もいれば、2歳を過ぎてから始まる子もいます。
人見知りの度合いにも差がありますよ!
無理やりな交流を強制せず、孫のペースに合わせて人見知りしなくなる日をゆっくり待ちましょう。
まとめ
孫の人見知りは人として成長する過程にある事象のため、ほとんどの子がなります。
そのため、家族全員で温かく見守り、孫を支えることが大切です。
具体的な方法としては、孫が持つ個性を理解し、それぞれのペースで成長できるよう愛情を持って寄り添うことです。
日々小さな交流を積み重ねることで、孫の人見知りは次第に落ち着きます。
また、孫の両親が子どもの人見知りを不安に思ったり、祖父母に申し訳ないと感じていることは多いです。
「分かっているから大丈夫だよ」というメッセージを伝え、親をフォローすることもしていきましょう。
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