「孫の不登校」に悩んでいませんか?
不登校の子どもは年々増えていて、実際に孫が不登校となって悩む祖父母も増えています。
私も孫の不登校に直面し、どうサポートすれば良いのか途方に暮れました。
私自身や我が子は不登校とは無縁だったので、まさに青天の霹靂でしたよ…
今はなんとか孫のペースで登校していますが、当時は何もかも手探りで試行錯誤する日々は大変でした。
そこでこの記事では、孫の不登校に直面した祖父母が取るべき行動、孫とのコミュニケーションの方法、そして祖父母自身の心のケアについてまとめました。
孫が不登校になりそう、孫が不登校になっているという方は、ぜひ読み進めてみてくださいね。
孫が不登校になったときにしてはいけないこと
まず押さえたいのが、孫が不登校になったときにしてはいけないことです。
孫やその親は、不登校という状況にすでに心が追い込まれていることが多いです。
そんなときに追い打ちをかけるような行動をしてしまうと、さらに苦しめることにしかなりません。
例えば、以下のようなことはしていませんか?
- 「学校に行きなさい!」と厳しく言う
- 無理やり学校に連れて行く
- 「なんで学校に行かないのか?」と問い詰める
- 「世間に恥ずかしい」と言う
- 「間違った子育てをした」と批判する
- 休んでいるのだから〇〇は禁止などの罰を与える
これらやこれに類似する行動をもしやっていた場合は、すぐにやめましょう。
不登校に向き合うには、孫や親にプレッシャーをかけたり、問題の解決を急いだりしないことが重要です。
不登校の背景には、さまざまな原因があり、孫自身も理由が分からないことは少なくありません。
怒りや失望を表に出すのではなく、理解とサポートの姿勢を見せることが大切です。
孫が不登校になったときのコミュニケーション方法
孫が不登校になったときに、祖父母の役割として目指したいのは味方になること、居場所になることです。
具体的には、孫の話を聞き、感情を共有してもらい、孫が安心して話せる環境作りを心がけます。
孫の話を傾聴し、非難しないようにしましょう。
もし同意できない話の場合は「ふ~ん」と相づちをするだけでOKです。
無理に共感する必要はありませんが、否定の言葉もアドバイスも正論も言わないように気をつけましょう。
また、孫の親へも同様の姿勢でコミュニケーションを取ります。
子どもが不登校になった親も、大なり小なり不安やストレスを抱えているものです。
子育てに口を出したり、「愛情不足が原因だ」などの言葉は決して出さないようにしましょう。
孫が不登校になったときのサポートの方法
孫に対する具体的なサポートとしては、日常生活のルーティンの維持、趣味や興味の共有、そして何よりも安心感を与えることが大切です。
その場合、家族だけで抱えすぎず、学校、時には地域の方にも協力してもらい、孫をサポートしていきましょう。
また、やはり気になるのが孫の勉強不足ですが、勉強なら学校に行かなくてもできます。
孫にやる気があるなら自宅で勉強させればOKです。
また、本の問題集はやらないけどタブレットならという場合は、タブレットによる学習も利用していきましょう。
YouTubeの視聴を制限している家庭もありますが、遊びだけでなく学びになる動画も豊富にありますよ。
外出も勉強も嫌がる場合は、あなたの趣味に付き合ってもらいましょう。
例えば、散歩やお買い物、ケーキ屋・パン屋巡りなどをするときに孫に声をかけます。
また、映画を見たり、美術館に行ったり、推し活に付いてきてもらうなんてこともおすすめです。
問題を解くような勉強だけが大切なことではありません。
価値観を育てたり、社会性を身に着けたり、学校にいなくてもできることをコツコツとやっていきましょう。
孫が不登校になったときの経験談
私の孫も不登校になった時期がありました。
私は孫が学校に行かなくなったとき、「なんとかして学校に行かせたい」と思いました。
原因を聞き出し、先生に相談し、それが解消さえすれば…と。
ある日の夜に「明日は学校に行く」と孫が言い出し、ついに孫が元の生活に戻る日がと期待しました。
ですが、翌朝起きると「行かない」となっていたのです。
そのときは本当にショックでした…
「昨日行くと言ってたのに」「せっかく行く準備したのに」という言葉をなんとか耐えた記憶があります。
そんな悶々とする日々を繰り返すうちに、ふと「一喜一憂するのはやめよう」という考えが降りてきました。
孫のありのままを受け止める、当たり前のように見えますが、私は幻想の孫を追ってしまっていたのです。
それからは孫と他愛のない話をしたりして、ゆっくりと日々を過ごしました。
また、孫のことばかりになっていたのを、孫の親のことを考えたり私自身のことを大切にしたりするようにしたのです。
すると、孫の不登校で殺伐としていた家の空気が穏やかになり、次第と状況が好転していきました。
あのときに考え方を変えて、本当に良かったと思っています。
孫が不登校になったことによる祖父母自身の心のケア
ここまで、孫やその親について見てきましたが、孫の不登校は祖父母にとっても大きなストレスです。
そこでしたいのが、信頼できる友人や家族との交流を保ち、自分の感情を吐き出すことです。
家では言葉を耐えることも多いため、別の場で正直に話すことで気持ちのバランスが取れるでしょう。
また、孫が不登校になったことで、
- 家の居心地が良すぎなのでは?
- 甘やかさないでもっと厳しく育てないと
など、心無い言葉を言われることがあるかもしれません。
辛い言葉は聞き流し、交流を避けても問題がない人なら適当な理由をつけて距離を置きましょう。
自分自身の感情を無視せず、必要ならば専門家のカウンセリングを受けることも大切ですよ。
自分の心とも向き合い、丁寧にケアしていきましょう。
まとめ
孫の不登校に直面することは、祖父母にとって大変なことです。
特に「学校は行って当たり前」という感覚がある方は、より悩んでしまいます。
しかし、今やるべきは焦らず適切な関係性や居場所を作ることです。
モヤモヤする気持ちを落ち着かせ、ゆっくりとした日々を過ごしましょう。
自分自身のことも労り、リフレッシュして過ごしてくださいね。
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